英国向け越境EC(Amazon.co.uk)税務の重要ポイント
英国向け越境EC(Amazon.co.uk)税務の重要ポイント
1.大前提
- Amazon等のマーケットプレイス(OMP)でも自社サイトでも、通常の輸出と同様に英国の税制(VAT・関税・物品税)への対応が必要
- 在庫を発送する前に英国でのVAT登録が必須(Amazonも事前登録を要求)
2.英国VATの基礎
- VATは日本の消費税に相当。標準税率20%(軽減5%・ゼロ税率0%あり)
- 英国に拠点のない日本企業は、売上額にかかわらず販売開始時点で登録義務が発生
- 登録完了まで3〜6カ月かかるため、余裕をもった準備が必要
3.Amazonによる代理納税の仕組み(2021年7月〜)
| 取引パターン | VATの対応者 |
| 英国の消費者向け・1取引135ポンド以下の直送販売 | Amazonが代理で徴収・申告・納税 |
| 上記以外(法人向け/135ポンド超 など) | 自社で課税・申告・納税 |
- 販売時に買い手が個人か法人か判別できないため、実質すべてのセラーに英国VAT登録・申告が必要
- Amazonが代理納税する場合でも、自社の申告義務は免除されない
4.VAT申告・納税のルール
- MTD認定ソフトでの申告が義務(VAT登録済みの全企業が対象)
- 3カ月ごとに申告・納付。期限は課税期間終了の翌々月7日
- 売上ゼロでも、VAT登録がある限り申告は必要
- 不正確な申告には最大100%の罰金
5.その他の注意点
- 英国への輸入には英国のEORI番号が必要(EUの番号は使用不可)
- インボイスにはVAT番号・金額等の記載義務あり。販売前にAmazon/自社サイトで設定
- 取引開始から60日以内にVAT番号をAmazonに登録しないとアカウント停止のリスク
- 代行業者に依頼する場合は、費用・役務範囲・日本企業対応の実績・将来の拡張性を確認
2026年7月10日
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